雑感日誌

本サイトの運用にともなう雑感的な日誌をとりまとめました。

各種のツールを活用して人生ロードを駆け抜けよう!

最終更新日:2024.07.12
(注) モバイル利用(Android)でのメニュー選択は、 SiteMapを利用するか、 「長押し」から「新しいタブを開く」を選択してください。
■ 雑感日誌 [Map]
[御案内] ここでは、本サイトの運営にともなう雑感的な日誌を取りまとめました。数学教育、グラフ電卓、TeX、HTML、リンク集、そしてプログラムなどに関する雑感です。


■令和6年度
2024.07.12 [Windows11]
現在使用しているのはWindow10ですが、 このOSは2025年10月14日をもってサポート終了となるようです。 そこで、Windows11にアップグレードしようと思いました。 これは、無料でできるようですが、何しろOSの入れ換えなので、 それなりの覚悟をもって行う必要があります。

Windows11ではセキュリティがかなり強化され、 システム要件がかなりきつくなっています。 Windows11をインストールできるかどうかは、 「PC正常性チェック」を行うと調べることができます。 チェックを行ってみると、 2台あるMacBookは、いずれも「システム要件を満たしていません」 と表示されました。1台は2014年のものなので分かりますが、 2020年に購入したものまで「満たしていない」というのは ちょっと納得がいきませんでした。 要件の詳細を見ていくと、 「TPM2.0」が組み込まれている必要があるようなのですが、 どうやらMacPCでは、最新機種であってもそれは組み込まれていないようなのです! TPMは、Trusted Platform Module の略語で、 暗号化やいろいろな認証のために必要となるようです。
(注) 下記では、 アップ時(07.12)の内容を若干修正しました(07.13)。

■Parallels Desktopの場合
これではWindows11にはできないのか?というと、必ずしもそうではありませんでした。 Parallels Desktopには仮想的にTPM2.0を組み込む機能があるので、 それを利用するとWindows11にアップグレードできるようです。 下記のサイトに書かれているとおりにしたら、簡単にアップグレードできました。 基本的な操作は次の通りです。

  1. Windows10をシャットダウンして、 Parallelsのハードウェアに仮想的にTPMチップを追加する。
  2. Windows10を起動して、 「Windows11インストールアシスタント」をダウンロードして実行する。

以上の2つの操作を行うと、 Windows11のファイルのダウンロードが行われ、 その後は時間がかかるインストール作業に入り、 最後は再起動になって、これまた時間のかかる更新プログラムの構成が行われます。 私の環境では、朝に実行開始のEnterを押して放置して、 更新終了を確認できたのは夕方の16時を過ぎていました。 ダウンロードやインストールが行われている間は、 Windows10上の作業を行っていてもかまわないようですが、 再起動になると黙って見ているか放置するしかありません。 Parallelsで時間がかかるのは、 仮想空間の中でのアップグレードだったからなのだろうと思われます。

■BootCampの場合
「正常性チェック」で「システム要件を満たしいません」と 表示されるPCでも、Windows11にアップグレードできるようです。 MacBook Air early 2014は、TPM機能が備わっていない他に、 CPU(intel Core(TM)i7-4650U 1.70GHz)が対応外と表示されるのですが、 これらのシステム要件のチェックをバイパスしてインストールする コマンドがあるようです。 操作手順は次の通りです。

  1. Windows11のISOファイルをダウンロードする。
  2. Explorerで展開すると、新規のドライブが作成されて展開される。
  3. そのドライブで「setup.exe /product server」を実行する。

これだけの操作で、アップグレードが始まります。 Pararellsではやたらと時間がかかったので、 2014年PCでは一晩はかかるだろうと思い、 21時頃にコマンドを打ち込んで放置しました。 寝る前に確認したら、22時30分頃にはすでに 「更新プログラムの構成中」の最終段階になっていて、 開始して2時間もかからないうちにアップグレードが終了してしまいました! ISOファイルが展開されたドライブは消えていました。

ということで、取り組む前はちょっと緊張でしたが、 やってみたら意外と簡単に2台ともアップグレードすることができました。 秀丸、WinFD、TeXはいずれも問題無く普通に動作しています。 BootCampの場合は、 システム要件のチェックをパスしたことにより、 どのような影響があるのかは分かりませんが、 このコマンドが見いだされてすでに数年は経っていて、 Web上では特に問題があるようなことは書かれていないので、 おそらくは大丈夫なのだろうと思われます。
なお、WindowsPCでは、出荷時にはTPMが無効になっている場合があるようです。 その場合は、それを「有効」にすれば良いようですが、 かなりハードに強くないと簡単には操作できないかもしれません。

2024.06.19 [相転移]
福井高専主催の第24回グラフ電卓研究会に参加して、 「べき乗則・相転移・浸透現象」について発表(紹介)してきました。 「べき分布」の重要性に遅まきながら気づいたのは数年前ですが、 そのことが数学教員にあまり認識されていないように思われたので、 自分なりにまとめたものをいろいろと発表してきました (参照)。 「べき乗則」は確率分布ではなく、 2変量の間の関係がべき関数 \( \small y=kx^a\) で表わされる場合をいいます。 そのような関数で表わされる現象は、至るところで目にすることができます。 簡単な場合では反比例があります。ジップの法則も反比例の関係です。また、 ニュートンの万有引力の法則など、逆2乗に比例する場合もべき乗則の関係です。 特に、確率密度関数がべき関数で表わされるのがべき分布です。

その流れで調べていくと、「相転移」に突き当たります。 相転移は、ある箇所でその物質の性質が劇的に変ってしまう現象です。 相転移には不連続相転移と連続相転移の2種類あるといわれ、 水が氷になったり気体になったりするのは不連続相転移です。 連続相転移としては、たとえば磁石があります。 磁石を熱するとある温度で磁力を失います。 形は変化しなくても、中の性質が大きく変ってしまいます。 超伝導や超流動も、 温度を絶対温度に近い温度にまで下げていくと生じる連続相転移です。 連続相転移する物質は、他にも数え切れないくらいあるようです。 そして、そのような連続相転移の転移点の近傍では、 いろいろな量が転移点との距離に関してべき乗則で変化し、 発散するなどの特異な変化(臨界現象)を示します。 しかも、連続相転移するどの物質で調べても、 転移点の近傍ではべき乗則にしたがい 発散などの特異な変化をすることは同じであるようなのです。 たとえば、磁石(磁性体)の場合でいうと、転移点の温度を \(\small T_c\) として \( \small t=(T-T_c)/T_c\) とすると、 比熱 \(\small C\) と自発磁化 \(\small m\) は \( \small |t|\) のべき乗と比例関係にあり、 \(\small C\propto |t|^{-\alpha}\) \(\small (T>T_c)\)、 \(\small C\propto |t|^{-\alpha'}\) \(\small (T<T_c)\)、 \(\small m\propto |t|^{\beta}\) \(\small (T<T_c)\) が成り立ち、\(\small \alpha=\alpha'\) が予想されています。 下図は、これらのグラフ(模式図)です。

同様の比例関係が、磁石に関する他の量、 磁化率\(\small \chi\)、相関距離\(\small \xi\)、 相関関数\(\small G(r)\) などでも成り立ちます。 さらに、このような特異な変化を示すのは磁石の場合には限りません。 他の連続相転移する物質でも、比熱や自発磁化などに対応する量を考えると、 その転移点の近傍では同じような変化を示し、 その変化はやはりべき乗則で表わされるようなのです。

いろいろな量の変化は様々な関数で表わされますが、 相転移の転移点の近傍の変化は、 何故か、ことごとくべき関数で表わされるのです。 しかも、そのときの \(\small \alpha, \beta\) などのべき指数は、 同じような値をとる幾つかのクラスに分類できるようなのです。 臨界指数が同じような値を取るクラスはユニバーサルクラスと呼ばれています。 相転移という大きな変化を示す箇所の近傍の変化が 同じべき指数で表わされるということは、 そのクラスに属する物質は異なっても、 相転移が引き起こされる仕組みは同じであることが示唆されます。 たとえば、適当な温度で圧力を上げていくと液体と気体の間で相転移が生じますが、 この相転移も磁性体の相転移と同じユニバーサルクラス(イジングモデル) に属するようです。 また、相転移の数学モデルとされる「パーコレーション」は、 別なユニバーサルクラスであるようです。

以上のことだけでも十分に驚きなのですが、 さらに深い仕組みが存在します。 相転移の転移点の近傍では、いろいろな量がべき乗則にしたがいます。 そのべき指数は臨界指数と呼ばれています。 異なるユニバーサルクラスでは臨界指数も異なりますが、 何と!、どのユニバーサルクラスでも、 臨界指数はある一定の関係式を満たしているようなのです。 たとえば、臨界指数をギリシア文字で表わすとき、 次のような関係式が成り立つようなのです。

\(\small 2-\alpha=\beta(\delta+1)=\gamma+2\beta\)

他にも多数の関係式が知られています。このような関係式は スケーリング則と呼ばれています。 つまり、まとめると、次のようになっているようです。

  1. 2変量の関係がべき関数で表わされるとき、 「べき乗則」が成り立つという。 べき乗則で表わされる現象は、比例関係、逆2乗の関係、べき分布など多数に及ぶ。
  2. 物質の性質が劇的に変化する「相転移」の転移点の近傍では、 いろいろな量がべき乗則にしたがって変化し、発散などの特異な変化をする。 相転移する物質は多数あるが、どの相転移でも、転移点の近傍では いろいろな量がべき乗則にしたがって変化している。
  3. そのときのべき指数(臨界指数)を調べると、同じような値をとるクラスに 分類することができる。そのクラスはユニバーサルクラスと呼ばれており、 同じクラスに属する物質の相転移は同じ仕組みで起きていると考えられる。 相転移の数学モデルとされる「パーコレーション」も、ユニバーサルクラスの 1つである。
  4. どのユニバーサルクラスでも、臨界指数は \(\small 2-\alpha=\gamma+2\beta\) などの一定の関係式を満たしている。 スケーリング則という。

劇的に変化する連続相転移の転移点の近傍では、 どのような物質の相転移でも臨界指数の間に一定の関係式が成り立つというのは、 ただ事ではありません。その関係式は、 個々の物質の性質には依存しない性質です。 どのユニバーサルクラスでも同じ関係式が成り立つことから、 特定のユニバーサルクラスで臨界指数の間の関係を考察すれば、 そこでの結果は他のユニバーサルクラスにも転用可能と思われます。 特定のクラスとして、磁性体のモデルであるイジングモデルや 確率論のパーコレーションでは、数学を用いた理論的な考察が進められています。 特に、パーコレーションの研究では、2006年、2010年、2022年には フィールズ賞が与えられており、この分野の研究の重要性が分かります。 ただし、物理・数学のいずれの方面から研究するにおいても、 それぞれの分野のかなり深い専門知識が必要であり、 簡単に手を出せる内容ではありません。そのこともあり、 この相転移・パーコレーションの問題は、 その分野にいない方には重要性があまり認識されていないのではないかと 思われます。 そのようなことも、今回の研究会で発表(紹介)しようと思った理由です。
(注) 以上のことは、関連するWebサイトや文献の「触り」の部分だけを 「眺めて」得られた認識です。chatGPTのお世話にもなりました。 私自身は、いずれの専門家でもありません。 誤りや認識違いがあるときは、ご指摘いただけると幸いです。
2024.06.09 [手裏剣]
メールソフトは、ジャストシステムの「手裏剣」を使っているのですが、 2台あるPCのうちの一方で、あるときから上段に表示されていた メニューが表示されなくなりました。上段には、 「メール、編集、表示、ToDoバンク、フォルダ、仕分け、設定、ツール、ヘルプ」 の項目があります。さしあたって、 送信・返信・受信・ゴミ箱等には支障がないので放置していましたが、 改めて調べてみると、[Alt]キーを押すだけで復活しました。 しかし、[Alt]を押すと上段メニューが表示されますが、 別なキーを押すとまた消えてしまいます。 [Alt]を押して表示されるメニューで、 [表示]の箇所の「メニューバー表示」が、 なぜか「OFF」になっていたためのようです。 そこにチェックを入れたら表示されるようになりました。 それらをWeb検索している中で、なんと、 「手裏剣」はすでに2018年に開発が終了して、 2022年には販売も終了していることが分かりました! これはちょっと問題です。セキュリティのことを考えると、 メールソフトは変更しなければならないようです・・・。
2024.06.04 [BootCamp]
以前に、 使用しているMacBook AirのSSDがクラッシュして 大変にことになってしまったことがあります。 Windwosのシステムイメージは保存していたのですが、 BootCamp利用の場合はWindwosのシステムツール利用では、 簡単には復元できないようです。幸いにも、 主要なファイル自体のコピーは保存していたので、 大きな損傷には至りませでした。 その後は、MacBookを買い換えて、WindowsはParallels Desktopを利用し、 バックアップはMac標準のTimeMachineを利用しました。 TimeMachineは 1時間ごとに自動でバックアップをとってくれて、 ディスクが一杯になると古いものから順に削除するらしいのですが、 なぜか、「ディスク容量が足りなくてバックアップできません」という メッセージが出るようになりました。 これは、どうやら、PCのHD容量とほぼ同じ容量の外部ディスクを利用したための ようです。2倍以上の容量のディスクである必要があったようです。 そのうち買い換えようと思って数年が経ってしまいましたが、 やっと先日2倍以上の容量のものを購入してTimeMachineの設定をやり直しました。

そうすると、 それまでバックアップ用としていたディスクが余ることになります。 SSDがクラッシュしたMacBookはSSDを換装 して今でも生きているので、 そちらのバックアップに利用することにします。 そこで、改めてBootCampのバックアップの仕方について調べてみると、 Windowsのシステムツールを利用することなく、 Macの標準機能を利用するだけでバックアップができるようです。 一つは、ターミナルからの「ddコマンド」の利用、 もう一つは「ディスクユーティリティ」の利用です。 そこで、下記の最初のサイトを参照しながら「ddコマンド」を利用してみました。 このコマンドはターミナルからの操作になり、 コマンドを間違えると大変なので緊張しましたが、 外部ディスクのランプが点滅するのでうまく進行したように思います。 数十分後に作業が終わりましたが、 出来上がったファイルの容量はBootCampの使用済みの容量と同じでした。 おそらく、 圧縮されないでそのままバックアップされたのではないかと思われます。 そこで、そのファイルは削除して、 今度はディスクユーティリティを利用してみました。 これは、操作が簡単でした。ディスク自体のイメージファイルの作成が、 約40分で作成され「.dmg」ファイルが出来上がりました。 何かのトラブルのときは、このファイルを展開すればよいのだろうと思います。 何しろ時間がかかるので、この操作を頻繁に行うのも面倒です。 このファイルには、Windowsのシステムや各種アプリの設定等が 保存されたのだろうと思うので、 後は各種の個別ファイルを別にコピーしておけばよいかと思っています。 これらのファイルを利用して、 システム復元というような自体にならないことを祈りたいです。


▲戻る(トップメニューマップ)

2024.05.10 [ログファイル][スクレイピング]
アクセス履歴をみると、 1日でダウンロード数がいきなり100を越えたファイルが あることを書きましたが、その後も同じ事が何度か続きました。いったい、 どこからダウンロードされているのだろうと思ってログファイルを見てみました。 ログファイルには、1つの行に次の6つの情報が書き込まれています。

<1><2><3><4><5><6>

それぞれ、次のような内容です。
  1. アクセス側のIPアドレス
  2. アクセスした日時
  3. アクセスしたファイル名
  4. ステータスコード
  5. アクセスしたHTMLファイル
  6. アクセス側のOSやブラウザーの情報

具体的には、次のような感じで記されています。

  1. 「123.456.78.901」のようなIPアドレス、 あるいは「softbank123456789.bbtec.net」のようなアドレス
  2. 「01/May/2024:01:23:45 +0900」のような日時
  3. 「Get /フォルダー名/ファイル名」
  4. 「200 12345」のような2種類の数値。アクセスできると「200」。 この番号の詳細は「こちら」。 2つ目の数値はファイルのサイズ。
  5. 3番目のファイルが登録されている「HTMLのファイル名」
  6. 「Mozilla/5.0 (Windows NT 10.0; Win64; x64) 等のアクセス側の情報」

アクセスしたHTMLファイルに多数の画像が含まれるときは、 個々の画像ごとに1つの行として書き込まれます。 つまり、たとえばHTMLファイルに20個の画像を登録しているときは、 そのHTMLファイルにアクセスすると、 ほとんど同じ時刻に「3」のファイル名が変えながら、 同じHTMLファイルへのアクセス履歴が20行書き込まれることになります。 画像を含まないときは、「3」にHTMLのファイル名が書き込まれて 「5」はありません。 「6」は、略語でUA(User Agent)と呼ばれる情報です。 特に指定しなければOSやブラウザーなどの情報が書き込まれますが、 アクセス側で特定の文字が記録されるように操作することもできるようです。

ダウンロード数がいきなり増えたファイルは、 「/ronkou/gakugyou_shokumu.pdf」です。 このファイルをログファイルで検索すると、 時刻は1〜2秒ずれながら約50秒かけて100回連続して アクセスしている部分がありました! このような履歴が5月になってから3度ありました。 要するに3回分のアクセスと理解すればよいのだろうと思いますが、 ファイルをダウンロードすれば履歴は1行で済むはずなので、 これは明らかにアクセスのされ方がおかしいです。

サポートに問い合せてみると、 「何らかの自動化されたシステムで情報収集しているのではないか?」 「スクレイピングに近い印象を受ける」とのことでした。 「スクレイピング」という言葉ははじめて聞いたことなので調べてみると、 「Web上の情報から有益な情報だけを抽出する」ことを指すようです。 このファイルに何らかの価値を感じてアクセスしているのかもしれませんが、 アクセスしてきたIPアドレスを調べると、 国内からは数える程しかなく、 大部分は海外(半数以上は中国)からアクセスされています。 中でも、「163data.com.cn」を含むサイトは、 悪質サイトとして昔から有名らしいので、 これはアクセス拒否リストに追加することにしました。 ただ、それだけでは除去できないようですが・・・。

2024.05.03 [https][URI]
高専リンク集」で 先頭の「高専機構」をクリックしたら、なぜか「404」のエラーになりました。 「高専機構」を検索してURLを比較すると、 要するに「http」だったものが「https」に変更になっただけでした。 本サイトは、一昨年「サイト移転」 して「https」になりましたが、その際のサポートからの話では、 「http」としても自動的に「https」に飛ぶように設定できるようです。 「URLの正規化」というようです。 高専機構の「https」への変更は、HPの管理業者か熟達した職員によると思われるので、 おそらくは何らかの意図で設定しなかったのだろうと思われます。
 以上との関連で以前の雑感日誌をみると、URLとすべきところがURIに なっていました。スペルを間違えたか!と思って修正しようと思いましたが、 検索すると「URL」の他に、「URN」や「URI」というものもあるようです。 「URL」はアクセスに必要な住所で「Uniform Resource Locator」の略語ですが、 他にWeb上の名前を指す「Uniform Resource Name」があって、 これが「URN」です。 書籍に割り振られるISBNの番号のようなもののようです。 そして、この2つの総称が「URI」(Uniform Resource Identifier)のようです。 要するに、URLもURNもURIのようです。

▲戻る(トップメニューマップ)

2024.04.23 [生きがいの夜明け]
書評:生きがいの創造」について触れましたが、 この本の元になった論文が「生きがいの夜明けー生まれ変わりに関する科学的研究の発展が人生観に与える影響についてー」です。 以前は、Web上でも見ることができましたが、 あるときから検索できなくなりました。今回のことで改めて検索してみたら、 この論文の内容を転載しているサイトが2箇所見つかりました。 著者の許可を得たものであるのかどうかは分かりませんが、参考までに紹介しておきます。最初の2つのサイトで転載されています。 3つ目では、著者の初期の著書の概要が紹介されています。 4つ目は、著者が開設しているHPです。 現在は大学教員の立場を離れて、カウンセラー等で活躍されています。
2024.04.22 [高専学生の学業意識、生きがいの創造]
先日、本サイトのアクセス履歴をみると、 「 高専学生の学業意識の推移と卒業後の職務適応」の ダウンロード数が1日で一気に100以上も増えていました。 このファイルは、かなり昔の調査結果ですが、 今の高専生に調査してもほとんど同じ結果になるのではないかと 思われたので、図示を多くしてプレゼン形式にまとめ直して、 3月下旬に本サイトに登録したものです。 主に学生相談に関わっている方に個人的に連絡したのですが、 おそらくは、どなたかが、どこかに広めてくれたのだろうと思います。 (注) これは、ぬか喜びでであることが、 後に判明しました![参照]
 「高専学生」に対する調査ですが、この結果(傾向)は、 「高専における技術者養成」という部分を 「他の学校種での教育目標」に変更すれば、 全く同じような傾向になり、 大学の工学部等でも同様ではないかと思われます。 当初は「〜になろう!」と思って、 それに特化した学校に入学しても、 入学後にその目的を保持し得なくなったとき、 落ち込むことなく、 別な進路に積極的な気持ちで変更できるような仕組みになっている のがベストですが、それは実際にはなかなか難しいものがあります。
 以上のことと関連するのかどうか分かりませんが、 在職時に勤務校の「図書館だより」に掲載した 「書評:生きがいの創造」の ダウンロード数も、今までにないくらい増えています。 この書評が、何故今ごろDL数が増えているのかはよく分かりません・・・。
2024.04.01 [最尤推定法]
統計の点推定の方法は、通常は不偏推定量として、 平均が母数と一致するような統計量が利用されています。 それとは別の推定法として、最尤推定法があります。 この言葉は知っていましたが、具体的にどうするのかはスルーしてきました。
 今回、科研費による研究会で発表を求められ、ベキ分布のべき指数の推定方法についてまとめることにしました。単純な方法は、 両対数グラフにして線形回帰するのが簡単ですが、 それを最尤推定法で推定する方法について発表してきました。 最尤推定法によれば、得られたデータが現れる確率が最大になるような母数を求める ことになります。得られた全データを利用して推定することになります。 べき指数のしたがう確率密度関数を考えると、ガンマ関数が自然に現れてきました。 確率分布などではガンマ関数がいきなり天下りに現れてきますが、 べき指数の推定では、 いろいろ計算していくうちにガンマ関数の形が自然に現れてくるので、 教材としても利用できるのではないかと思いました。 なお、発表時間が余ったので、パーコレーションと相転移の関係についてもちょっと紹介しました。
▲戻る(トップメニューマップ)

■令和3〜5年度

■平成31〜令和2年度

■平成15〜30年度

■平成10〜14年度

copyright