グラフ電卓TI-89を活用して数学ロードを駆け抜けよう!
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■「TI-89Titanium」操作マニュアル [Map] |
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[御案内] 著者が高専の授業で使用した電卓「TI-89」は,
一般には「グラフ電卓」と呼ばれており,
通常の四則計算の他に関数のグラフを描画させることができます。
さらに, グラフだけではなく, いろいろな式の計算や方程式の解法,
エクセルのような表計算, さらにはプログラミングの機能もあります。
式の計算ができることから「数式処理電卓」と呼ばれることもあります。
この電卓と同等の機能をパソコン上で実現するには,
高額なソフトウェア(5万円以上)を購入する必要があります。
つまり, この電卓は, 「電卓」というより, もはや「小さなコンピューター」と言っても過言ではありません。 この電卓を思考のツールとして利用した場合は, 皆さんの前には無限の可能性が開かれてくるでしょう。その意味で, これを「数学ナビゲーター」、略して「数ナビ」(すうなび)と呼ぶことにします。 「数ナビ」の持つ豊富な機能を使いこなし, これからの数学の学習に役立ててください。 下記は、一関高専の物質化学工学科が学生に購入させていた TI-89Titaniumに関する操作方法を、 科研費(課題番号:22500830)の支援を受けて取りまとめたものです。 旧型のTI-89では、最初の初期画面が異なるだけで、 基本的に同じ操作になります。 主な使い方を簡潔に取りまとめた資料(A4版18頁)もあるので参考にしてください。 voyage200では「HOME」キーがありません。 また、ダイヤモンドキーとファンクションキーとの組合せではなく、 ダイヤモンドキーとQWERTYとの組合せになるので注意してください。 それ以外は、ほとんど同様の操作になります。 個人的には、TI-Nspire CX CASはvoyage200の操作性で実現して欲しかったと思います。 なお、TI-89Titaniumは現在も販売されていますが、 TI-89とvoyage200は現在は販売終了となっています。
数学と工学におけるグラフ電卓の活用
数学と工学での利用法全般についてスライドで解説しました(163頁)。 高専機構主催で開催された、モンゴルの3つの高専の 教員研修会での講演です。
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★ 本書が,数学教育や工学教育でグラフ電卓の活用を考えるとき,
何かの参考になれば幸いです.
★ 全章をまとめたファイルを用意しました[PDF: 2MB]。 ★ グラフ電卓が近くにないときは、数式処理ソフトをスマホやPCにインストールしておけば「いつでも・どこでも」グラフ電卓と同等の機能を利用することができます。 その機能を持つ無料のソフトとして「Maxima(マキシマ)」があります。その解説本を出版したので参考にしてください。 コマンドはAndroid版もPC版も同一なので、 iPhone所持の方はPC版のコマンドレファレンスとして利用することができます。
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